2026年現在、美容室の予約システムは「有料で導入するもの」から「無料から始めて必要に応じて拡張するもの」へと完全にシフトしました。特に1人サロンや小規模サロンにとって、固定費を抑えつつネット予約を導入できる無料システムは、経営の生命線とも言えます。
しかし、「無料」という言葉だけで選ぶのは危険です。月額利用料が0円でも、キャッシュレス決済の手数料や、予約1件ごとの従量課金で、結果的にコストが膨らむケースも少なくありません。
本記事では、2026年最新の視点で、本当に実用的な無料予約システム4選を厳選。 気になる「手数料」の違いも徹底比較します。
2026年の予約システム選び:無料プランの「基準」とは?
かつての無料プランは「機能制限が多すぎて使い物にならない」ものが大半でした。しかし、2026年現在のスタンダードは以下の通りです。
- 予約件数の制限なし: 月間100件、200件と予約が入っても0円のまま。
- スマホ完結: PCがなくても、オーナーもお客様もスマホだけで完結。
- SNS連携が当たり前: Instagramの「予約する」ボタンとの連携が標準装備。
これらの基準を満たした上で、特におすすめできる4つのシステムを見ていきましょう。
無料で使える美容室予約システム厳選4選
1. Square(スクエア)予約
【決済一体型の王道】レジと予約をスマートにまとめたいサロンへ
世界的にシェアの高いSquareが提供するサービスです。2026年現在も、1人サロン向けの「フリープラン」の充実度は群を抜いています。
- 無料の範囲: 1スタッフ(1アカウント)での利用なら月額0円。予約ページ作成、顧客管理、Instagram連携がすべて無料。
- 使いやすさ: iPadをレジにしているサロンなら、同じアプリ内で予約管理も完結。デザインが洗練されており、お客様の予約体験も非常にスムーズです。
- ここがポイント: 事前決済機能を使えば、キャンセル料の自動徴収も可能。「ノーショー(無断キャンセル)」に悩むオーナーの強い味方です。
2. freee予約(旧tol)
【スマホ特化の決定版】PC不要、5分で予約サイトを作りたい方へ
個人サロン向けアプリとして圧倒的な支持を得ていた「tol(トル)」がfreeeグループに加わり、さらにパワーアップ。スマホアプリとしての使い勝手はNo.1です。
- 無料の範囲: 基本機能はすべて無料。予約受付、顧客への自動返信メール、顧客情報の蓄積などが制限なく使えます。
- 使いやすさ: 「SNSのプロフィール欄に貼る予約リンク」を作るのに最も適しています。操作がシンプルなので、ITに詳しくないオーナーでも迷いません。
- ここがポイント: 2026年版ではfreee会計との連携が強化されており、予約データから売上入力を自動化できるなど、事務作業の削減効果が非常に高くなっています。
3. Airリザーブ(エアリザーブ)
【リクルートの安心感】とにかく「シンプル」にこだわりたい方へ
ホットペッパービューティーと同じリクルートが運営する、汎用性の高い予約システムです。
- 無料の範囲: 予約数や顧客数に関わらず、月額0円の「フリープラン」が永続的に使えます。
- 使いやすさ: 余計な装飾を削ぎ落とした、カレンダー形式の予約画面が特徴。電話予約をシステムに打ち込む際も、紙の手帳に書き込むような感覚で素早く操作できます。
- ここがポイント: 「Airレジ」との連携がスムーズ。複雑なマーケティング機能よりも、まずは日々の予約台帳をデジタル化したいサロンに最適です。
4. STORES 予約(ストアーズ 予約)
【機能の豊富さ】オンラインレッスンや物販も視野に入れている方へ
予約だけでなく、回数券の発行やzoom連携など、幅広い機能を持つシステムです。
- 無料の範囲: 月間予約件数に上限(30件〜50件程度 ※時期により変動)がありますが、初期費用・月額費用ともに0円でスタート可能。
- 使いやすさ: テンプレートが豊富で、サロンの雰囲気に合わせた予約ページが作れます。
- ここがポイント: 店販(シャンプー等の販売)に力を入れたい場合、同じSTORESシリーズのネットショップと連携させやすいのがメリットです。
【重要】手数料の比較まとめ
「月額0円」でも発生する費用、それが**「決済手数料」と「サービス利用料」**です。2026年現在の主要な数値を比較表にまとめました。
| システム名 | 月額利用料 | 決済手数料(対面) | 決済手数料(オンライン) | 特徴的なコスト |
| Square 予約 | 0円 | 3.25%〜 | 3.6% | なし(極めてシンプル) |
| freee予約 | 0円 | 端末による | 4.0%前後 | 振込手数料がかかる場合あり |
| Airリザーブ | 0円 | Airペイに準ずる | 設定なし(※) | 予約ごとの課金なし |
| STORES 予約 | 0円 | 3.24%〜 | 4.0%〜 | 予約件数オーバーで月額発生 |
(※Airリザーブ自体には決済機能がないため、Airペイ等の導入が別途必要)
コストを抑えるためのチェックポイント
- 対面決済の頻度: 店頭でクレジットカードやQR決済を多用するなら、決済端末と連動しているSquareやAirリザーブが有利。
- オンライン決済の有無: 予約時に決済まで済ませてほしい(ドタキャン防止)なら、SquareやSTORESが強い。
- 振込サイクル: 売上が自分の口座に入金される際の手数料やスピードも、資金繰りには重要です。
結論:どの無料システムを選ぶべき?
2026年、1人サロンのオーナーが選ぶべき結論は以下の通りです。
- 「とにかく会計まで一括で楽に、かつスマートに見せたい」→ Square 予約 がおすすめ。
- 「PCは使わない。スマホだけで全ての事務を終わらせたい」→ freee予約 がおすすめ。
- 「まずは紙の予約帳をデジタル化するだけでいい」→ Airリザーブ がおすすめ。
最後に
無料システムは「合わない」と思ったらすぐに乗り換えられるのが最大のメリットです。まずは気になったものを1つ触ってみて、ご自身のサロンの「接客の流れ」に合うかどうかを試してみてください。
事務作業が自動化されれば、あなたはもっと目の前のお客様、そして自分自身のクリエイティブな時間に集中できるようになります。
今回は「無料で使える」予約システムに限定して紹介しましたが、他の予約システムと比較して検討したい方は、この記事で詳しく解説しています。ぜひ一度ご覧ください。
